利用者の頭の中にある理解は、システムの実際の動作と一致するとは限らない。本書では、設定温度を高くすれば暖房が早く効くという思い込みや、エレベーターのボタンを何度も押せば早く来るという思い込みを例に挙げている。
これに対して、本書のコンセプトは、実際に動作する仕組みとして設計される。何をすると何が起きるか が明確なら、利用者はその振る舞いに合ったメンタルモデルを形成しやすくなる。頭の中のイメージと、イメージの根拠となる仕組みを区別できる。
この区別は、操作手順だけでなく概念モデルを理解できるようにする設計 にもつながる。利用者がどう理解しているかを調べることに加え、その理解を支える一貫した振る舞いがシステムにあるかを問える。
出典:Daniel Jackson『優れたデザインにとってコンセプトが重要な理由』ノート48「コンセプトの特徴」、pp.242–243。
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