ボトムアップな生成は最小の尺度から始めることではない

パタン言語による生成では、設計者が完成形を一度に決め、その図面を部分へ分割するのではない。 その時点の場所と全体を見ながらパタンを一つ適用し、適用後に生じた状況を踏まえて次のパタンを選ぶ。 全体の形は、この局所的な変更と修正の累積によって徐々に確定する。

ここでのボトムアップは、必ず小さい部品から大きい全体へ積み上げることを意味しない。 『パタン・ランゲージ』は、都市と共同体、建物群、個々の建物、施工の細部というように、大きい尺度から小さい尺度へ進む。 尺度上の順序は大から小でも、完成した全体図を先に固定せず、個々の行為が全体を生成する点でボトムアップである。

この過程では、住民や利用者が共有されたパタンを使い、自分たちが知る局所的な状況に応じて場所を変えられる。 生成主体の自律性とは、このように中央の設計者だけが全体を決定しないことである。 これは都市の単位そのものが外部から独立することとは異なる。

パタンを一つ適用するたびに、既存の複数の活動との関係を調整すれば、同じ要素が複数の単位へ所属できる。 したがって漸進的な生成は、意味ある重なりを局所的に作る過程として、セミラチス的な都市の形成と結びつく。

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